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タイトル: 泌乳の開始ならびに初期進化に関する新仮説 : Olav Oftedal博士による見解
その他のタイトル: The origin and early evolution of lactation, a new hypothesis proposed by Olav T. Oftedal
著者: 浦島, 匡
上村, 祐介
中村, 正
佐々木, 基樹
Urashima, Tadasu
Uemura, Yuhsuke
Nakamura, Tadashi
Sasaki, Motoki
発行日: 2004
出版者: 日本酪農科学会
誌名: ミルクサイエンス
Milk Science
巻: 53
号: 2
開始ページ: 81-100
抄録: ペンシルバニア紀(>3億1000万年前)に,有羊膜類 であるSynapsidは他の系統から分化し,腺を発達させ た。乳腺は毛包と会合した祖先型アポクリン腺から発達 した。乳腺と毛の関係は単孔類の乳腺に保持されてい る。また,有袋類における乳腺毛の初期個体発生時の存 在とその後の退化に,その証拠が残されている。単孔類 の乳頭のない乳腺区分にあるmammo-ピロ-脂腺単位の 密集した集団は,透水性を示す卵への水分や他の成分の 補給のための構造的進化を反映しているかもしれない。 ラクトースなどの成分は,初期Synapsidの祖先アポク リン腺から分泌されていたかもしれない。三畳紀の Therapsidは,複雑な栄養成分を含む乳を分泌し,卵サ イズを小さくし,孵化時の新生子の未熟化を引き起こし た。乳腺区分に生じた乳頭は,乳腺の毛を退化させた。 乳腺分泌は,羊皮状の卵殻をもつ卵を産むSynapsid で開始されたと考えられる。羊皮状の卵殻をもつ卵は, 低湿度の空気にふれた際,急速に水分損失を被る。Synapsid は抱卵嚢の中で抱卵することで卵の乾燥を防いだ が,これは母親の行動を制限した。羊皮状の卵殻をもつ 卵は,殻を通して液体水分を補給することができる。乳腺分泌は,本来卵に水分を供給する手段として開始され,Cynodont (キノドン類)において内温性獲得の要因となった。Synapsidの卵は,ナトリウムやカルシウムイ オンなどの栄養素を摂取した可能性がある。孔のある卵 殻と2層性の卵黄膜は,子宮内での分泌物と抱卵時で の乳腺分泌物の摂取を促進したと考えられる。
URI: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/2924
ISSN: 13430289
出現コレクション:00A01学術雑誌論文

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