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タイトル: 乳牛の移行期における新規乳房内感染の予防に対する外部型ティートシールの効果
その他のタイトル: Effect of external Teat Sealant on prevention of new intramammary infection at transient period of dairy cows
著者: 古村, 圭子
手島, 祐樹
Furumura, Keiko
Teshima, Yuuki
キーワード: 新規乳房内感染(NIMI)
移行期
IMI予防
外部型ティートシール
未経産牛
Intramammary Infection (IMI)
Peripartum period
IMI Prevention
External Teat Sealant
Nulliparous cows
発行日: Oct-2007
出版者: 帯広畜産大学
誌名: 帯広畜産大学学術研究報告
Research Bulletin of Obihiro Univeristy
巻: 28
開始ページ: 1-12
抄録: 環境性細菌による乳房内感染(IMI)を予防するために、分娩予定9日前(分娩直前期)から外部型ティ ートシールを使用し、乳頭口をふさぐことで、細菌の侵入を防御する試験を行った。経産牛13 頭52 乳区と、 妊娠している未経産牛13 頭52 乳区を用い、各牛の対角の2 乳区にティートシール処置を行い、残り2 乳区 を無処置のコントロール区とした。ティートシール処置乳区には、分娩予定日の9 日前に乳頭への1回目の シール装着を行い、シールが乳頭からはずれた場合は1度だけシールのつけなおし(2 回目装着)を行った。 処置乳区でシールがはずれた後分娩まで、乳頭の汚れ度の観察もおこなった。細菌検査のために乳サンプル を2回(未経産牛)あるいは3回(経産牛)採集し、この乳サンプル中の細菌の有無により、分娩直後の IMI の状態と分娩後1週間のIMI の状態を判定した。その結果からシール処置によるIMI 予防効果について 検討した。また、シールの乳頭への付着の持続日数や、2 回目に装着したシールがはずれてから分娩までの 日数(保護なし日数)の長さ、および乳頭の汚れなど他の要因が予防効果に影響を及ぼすかどうかについて も検討した。 分娩直後のIMI について経産牛では、ティートシール処置乳区とコントロール乳区との間に有意な差が無く、 ティートシール処置によるIMI 予防効果はみられなかった。しかし未経産では、処置乳区でIMI なしがIM Iありに比べて有意に多い(P<0.05)ことから、予防効果がみられた。また、分娩後1週間のIMI につい ては、経産牛と未経産牛の両方において、予防効果はみられなかった。乳頭へのシール付着の持続日数は2 ~4 日が最も多かった。分娩までシールが乳頭に付着していた乳区ではIMI なしが多く、3 日以上前にはず れていた乳区ではIMI ありが多かった。また未経産牛では実際の分娩が分娩予定日より早く起こったか、予 定日どおり分娩した牛が多く、これらの乳区では分娩までシールが乳頭に付着していた。一方、経産牛では 実際の分娩が分娩予定日より遅く起こった牛が多く、これらの乳区では分娩前にシールが乳頭からはずれて いる日数が長い傾向があった。 これらの結果から、経産牛では分娩が遅れる牛が多かったために、分娩前に乳頭からシールがはがれてい る保護なし日数が長い乳区が多くなり、IMI が増えた。また、このシールがはがれている期間の乳頭の汚れ 度が高いため、さらにIMI が起こりやすかった。未経産牛では分娩が早いか予定どおりの牛が多かったため に、分娩までシールが乳頭に付着している乳区が多くなり、IMI 予防効果が現れた。また、保護なし日数が 長かった乳区でも、この期間の乳頭の汚れ度が低いため、IMI が起こりにくかった。今回のシールを用いた 試験では、シールが分娩まで乳頭に付着していた乳区では分娩直前期のIMI 予防効果がみられた。そのため、 分娩までシールが付着するようにつけ方を工夫して使用すれば、外部型ティートシールは分娩直前期のIMI 予防法として効果的な方法であると考えられる。
URI: http://ir.obihiro.ac.jp/dspace/handle/10322/1656
ISSN: 13485261
出現コレクション:02003学術研究報告(紀要)

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